民泊から考える

空き家などを旅行者を有料で宿泊させる「民泊」 貸主が自宅などの物件を仲介サイトに登録し 旅行者と宿泊契約を結びます。 観国内の登録物件は 欧米や中国などの会社が運営する10以上のサイトで計3万件を超えているのです minpaku-640x480

2020年東京五輪・パラリンピックなどに向けて
増加が見込まれる外国人旅行者の受け皿と期待されますが
無許可営業が横行し、住民とのトラブルも相次いでいます。
厚生労働省は初の全国調査に乗り出します。
「民泊」には法律はまだありません。
「旅館・ホテル」にはちゃんとした決まりがあります。
「古民家(伝統工法)」にもまだ法律はありません。
「古材」にもその取り扱いはマチマチで自由です。
「民泊」が思い思いに個々が宿泊されています。
「古民家」もそれぞれの大工さんの基準で施工されます。
「古材」もそれぞれの考え方で取り扱われます。
私は「それらは良くない」と考えています。
法律が難しいならまず「業界自主基準」でもいいです。
「消費者の安全と安心を担保する基準(仕組み)」は必要です。
ないからしょうがない・・・ではいけないんだと思います。
職人育成でもそうです。
しょうがない・・・ではなく「業界で立ち上がらなくてはならない」と思います。
行政に任せるのではなく、行政も含めて私たち一人一人が危機感を持って
「未来の子ども達の為に」・・・今、考動を起こさなくてはなりません。
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投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:古民家,文化・伝統,雑学  |    |  2016.09.20

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