木材は乾燥が大事

木材が理想の建築材料であることはわかりますが、
人間はこの木材の使い方に関する技術開発もしてきました。

単純なムクの木材として、正角や平角の柱梁や、
板材として利用するだけではなく、
合板やエンジニアリングウッドとして木材を加工して、新しい建材を生み出しているのです。

でも、やっぱりムクの木の方が良いというイメージがなんとなく残っていませんか。
木材という自然が生み出した材料の価値を知るほど、
人工的なものよりも、自然に近いものの方が良いと思ってしまうものです。
なぜかコンクリートや鉄とは、逆の印象です。

しかし、たとえばムク材が良いか、それとも集成材が良いかと考える前に、
知っておかなければならない、より木材の長所を引き出すためのポイントがあります。

木材の利点を生かして使うためのものだと知れば、
単純な良し悪しの比較には意味がありません。
その大切なポイントとは、乾燥です。

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 (おうちのはなし より)

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:木材  |    |  2016.06.30

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