3密から変わること

【3密】
これからの日常は3つの条件が重ならないように
「密閉空間・多くの人が密集・近距離での会話」はできなくなります。

東京の電車通勤は「時差と出社制限」電車内の会話はありません。
そして東京の電車は窓が開いています。

3つの条件を崩すためにできる簡単で
しかもお金がかからないシンプルかつ効果的な方法は・・・・
「窓を開けること」です。
窓を開け室内の空気を入れ替えれば、新型コロナウイルスは飛ばされ
冬は寒いかもしれませんが
「学校では休み時間に窓を開けて換気しよう」
「家でもこまめに窓を開けよう」
が政府から推奨されています。

今までは室内の換気は
「空気中に含まれる化学物質を減らすために重要」とされ
シックハウス症候群の防止のため
新築の建物では24時間換気が義務付けられてきました。
全ての建造物に24時間換気システムを設置することが
原則として義務付けられきました。

しかしその基準は
「1時間で部屋全体の空気の半分以上が入れ換わっていることが必要である」
とされている程度でありウイルスが漂うことを防ぎ切れません。

換気は非常に重要です。
2〜3分で空気が入れ替わる飛行機のように、
部屋の空気を強制的に入れ替えることができるシステムが望ましいですが
住宅やオフィスであれば
今は窓を開けて換気を意識的に行うことが現実的です。

きっと住宅の「基準は変わります」
当面「窓を開ける習慣」になります。
高層住宅やビル、寒冷地などでは簡単に窓は開けられませんが
可能な範囲で窓や扉を開けて、空気の流れを作ることに変わります。

私のように「花粉症」や沿道沿いの「排気ガス」などはどう対策するか?ですが
窓を開ける運動「#Madoake」はこれからの当たり前になります。

空気環境に対する意識は高まっています。
いずれは「除菌換気」なんかいう常識が出来そうです。

国内初の新型コロナ治療薬 「レムデシビル」が承認されても
今はまだ「コロナウイルスに感染しない方法」はありません。

空間・いえづくりの常識は変わるのではないか?と感じています。

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:暮らしの知恵  |    |  2020.05.08

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