住教育の必要性

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地球温暖化が進むと….
今世紀末ごろの降雪量は減る一方
北海道や北陸の内陸部では大雪が増えるんだそうです。
温暖化した場合、日本海の海面温度が上昇し、水蒸気量が増加。
ユーラシア大陸から吹く冷たい風が日本海で合流してできる空気の集まり
「日本海寒帯気団収束帯」の勢力が強くなり、
沿岸部で雨になり気温が低い地域で大雪になるそうです。
未来子ども達にどんな時代を残してあげられるんだろうか?
ここに「大工育成と雇用形態」という調査報告書があります
要約すると
・大工さんは劇的に減っている
・原因は着工数の減少、新建材の発達、和室の減少
・大工さんの獲得できない企業は生き残れない
こう考えてみると10年後生き残る地域の工務店は
「今若手大工を確保できているかどうか次第」
ということが言えます。
イソップの「ありとキリギリス」のお話のように
もう「職人が居なくなる」のが決まっているのですから
育てるのにある程度期間がいるのなら
「今スタートしないと手遅れになる」ということは明白です。
ハンドプレカット工場の展開で
「全国47都道府県で若手大工の育成」をスタートさせます。
またその登竜門として
「平成の大工検定」を来年度から47都道府県で開催します。
私は9年前に「古民家鑑定士」をスタートさせています。
「古民家が(30年以上経った建物)評価されない」
のは間違っていると思ったのです。
今は「インスペクション」としてそれは当たり前になりました。
私は10年後を見たときに
「手刻み出来る大工さんを今から育てないといけない」と考えます。
これは「住まい手育成」(住教育)もそうです。
『未来の子ども達の為」に出来ることひとつひとつ取り組んで参ります。
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投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:住教育,建築知識  |    |  2016.09.23

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