あれから1ヶ月

大阪府北部での震度6弱の地震から1ヶ月 京都・奈良などが近く文化財の損傷が80件超あったそうです。 国は耐震化などの対策を促しますが その「方法は確立されてなく多額の費用が必要」となります。 近畿の国宝や重要文化財の耐震化率は10%に満たないそうです。 外国人観光客が多く訪れる「日本の文化的建物」 その「専門家が耐震鑑定をして修復する」のは急務の課題です。 国土交通省は「歴史的資源=古民家」の耐震化等を推進する為 条例ガイドラインを策定し、 各地方自治体に「その条例の推進」をしようとしています。 しかし地方ではなかなか手が回らず 「その条例制定=古民家の耐震化」は進んでいない現状があります。 「古民家の耐震化」を進めることは 「地域の大工さん・工務店さんの力が必要」ですから 地方の技術ある職人さんの育成・仕事の増加につながり、 しいては「地域活性化」にもなります。 元来古民家な長持ちしてきた住宅です。 それをもう100年利活用していくことが 現代に生きる私たちの使命でもあり 地方らしい風景を残すことにもつながります。 古民家の利活用でのビジネスが注目されますが その耐震化には力を入れなくてはなりません。 「古民家をブームに終わらせない為」にも大切なことです。 社寺建築動的耐震診断 インバウンドが注目される中 古民家宿泊鑑定  と共に注目です。 ]]>

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:文化・伝統  |    |  2018.07.18

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