シックハウス症候群など三つの化学物質について
新たに室内濃度の指針値を定めました。
シックハウスが社会問題化した2000年前後に
ホルムアルデヒド、トルエンなど13物質について定めましたが
新たに指針値が設定されたのは
・水性塗料の溶剤に使われている「テキサノール」
・接着剤や塗料に含まれる「2-エチル-1-ヘキサノール」
新たな物質の追加は15年ぶりです。
同時に
キシレンの濃度は従来の4分の1
エチルベンゼンは66分の1 など4物質については
指針値を改定し規制を強化します。
化学物質を規制すれば
別の化学物質が使われ、新たなシックハウスを起こし
この「いたちごっこ」になっていると思います。
・自然素材を当たり前に使う
・造り手は素材を慎重に選別する
・住まい手も「自己責任で監督する」
この3つを常識の時代にしなきゃなりません。
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投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:伝統素材  |    |  2017.11.20

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