木造住宅のお話し 1
家を建てるのには、木材という資源は欠かせないものです。
あたり前のようにあって当然のものと考えますが、
木材のことは知らないままにすませてしまうことも多いようです。
現代になって木材の扱い方も意外と進化しています。
そして知るほどに魅力的な木材の秘密に迫ってみました。
適材適所
「あなたの家には、どんな木を使っていますか?」と問われて、
簡単に答えられる人はどれだけいるでしょうか。
では、「貴社はどんな木を使っていますか?」と建設会社にも聞いてみましょう。
たとえば、「木曽ヒノキです」と明確に答えられる会社は、それほど多くはないでしょう。
それだけでもしっかりとしたコンセプトを持ち、住まい作りに取り組んでいる会社といえます。
適材適所とは、建物の中で使用する条件に合わせて、適切な木材を選ぶことですが、
逆に材の使い方を見れば、その会社の木材に対する考え方も見えてくるのです。
大手住宅メーカーの考える適材は、お客様の好みや住宅での使い方ではなく、
安定した供給やコストです。世界でもっとも大量に流通し、コストが安い木材を選んでいます。
一般的にホワイトウッドとか、レッドウッドと呼ばれる材です。
もちろんコストを低減することが、
建て主の利益につながるのであれば大切な適材のあり方と言えます。
しかし残念ながら比較的安価な材を使っても、大手メーカーの住宅はなぜか安くないものです。
(おうちのはなし より)
投稿者プロフィール
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2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。
現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。
また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。
古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
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