自分を持つ
果たして、同じ「自分基準」なのに、 貯まる人と貯まらない人がいる。この違いは何なのでしょうか。
両者の差は「主語」です。 モノを欲しがるときに、「自分」が主語になっているかどうかです。
貯められる人は、あくまで自分が起点となって、 モノを得ることで「自分が働きやすくなる」とか 「自分の生活に必要だ」とかを考えて、決断します。
一方で、貯められない人の「自分基準」は、 自分基準のようで、 実は聖域の対象となるモノが主語となっているのです。
「この教育が、わが子に必要だ」 「新しいモバイルツールが出た」 「流行のファッションがステキ」といった具合です。
つまり、外部からなんらかの影響を受けて、 買うことを決断している状態です。
中途半端に流されて消費してばかりいて、 貯蓄ができないとしたら問題です。
他人の価値観に良し悪しの判断は難しいものですから、 「聖域」を一概に悪い、とはいえないかもしれません。 しかし、思うようにお金が貯まらないとしたら、 やはりそのことには気が付くべきです。
収入には限りがあります。 ところが、 外部から欲しくなる刺激は無限といってもいいでしょう。 そもそも合致しません。 どこかで物欲にケリをつけなければ、キリがないのです。
![](http://ienohanashi.com/ie/wp-content/uploads/2018/12/download-1.jpg)
そこに一線を画せるかどうか。 自分を主語に 必要なモノとそうでないモノの区別ができるかどうか。 ここが貯められる人と貯められない人の大きな違いだと思います。
]]>投稿者プロフィール
![井上幸一](https://ienohanashi.com/ie/wp-content/uploads/2019/10/inoue.jpg)
-
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。
現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。
また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。
古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
最新の投稿
住教育2021年11月25日空き家問題に挑む
古民家2021年11月19日耐震の重要性(事例 2)
古民家2021年11月18日耐震の重要性(事例 1)
文化・伝統2021年11月14日太子講