幸福論 1
政府は
「雇用や所得など内需を支える
ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)はしっかりしている」
「リーマン・ショック級の出来事が起こらない限り消費税は10月に引き上げる」
しかし景気は「悪化」を示しています。
「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意思によるものである」
フランスの哲学者アランの【幸福論】での言葉です。
この言葉に続いてアランは次のように言っています。
「気分にまかせて生きている人はみんな、悲しみにとらわれる。
否、それだけではすまない。やがていらだち、怒り出す。
本当を言えば、上機嫌など存在しないのだ。
気分というのは、正確に言えば、いつも悪いものなのだ。
だから、幸福とはすべて、意志と自己克服とによるものである」
感情や気分だけで生きていると、悲しみや嫌なことに遭遇したとき
不幸だという思いや怒りの感情に溺れてしまいます。
だから、感情に流されず
「いまは辛いけど明日は明るくなる」と
意志の力で楽観主義に立つこと。幸福を得るにはそれが大事だということです。
これから日本は厳しい状況になると思います。
「いまは大変だが必ず良くなる」と
自己の意志の力で考えることが必要だと『幸福論』は教えてくれています。
「期待を抱くこと、それはつまり幸福であるということなのだ」
という言葉も噛みしめたいものです。
そして幸福とは何か。
どうすれば手に入るのか。アランは次のように説明しています。
「幸福はあのショー・ウィンドーに飾られている品物のように、
人がそれを選んで、お金を払って、持ち帰ることのできるようなものではない」
幸福は、人がそれを自分の手の中に入れなければ幸福ではないのであって、
自分の外に求めるかぎり、何ひとつ幸福の姿をとっているものはないのです。
能動的に市場創造をしていくこと・・・・
【未来の子ども達の為に持続可能な循環型建築社会の市場創造】
それが私の「幸福への道しるべ」です。
投稿者プロフィール
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2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。
現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。
また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。
古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
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