ローカルのよさ

「リビング・エニウェア・コモンズ」
「LIFULL」が運営しています。

2023年度までに100拠点を目指し
遊休施設をオフィスとして再生させ
飲食設備(キッチン)や宿泊機能も持たせるなど
そこで働きながら暮らます。
「人々が場所に縛られないライフスタイルを実現する」

コミュニティメンバーに加入した法人や個人が
定額で利用できる多拠点オフィスのサブスクリプションモデルで
オフィスはもちろん、住まいとインフラも提供することで
長期滞在しながらテレワークすることができる仕組みで
働く人たちの自由度を高め
クリエイティブなアイデアや新たな人とのつながりを
生み出すことを目指しています。
長期滞在すれば、自ずと地域住民とのつながりが生まれ
公私に渡って様々な刺激を受けることになる。
そんなチャンスをサポートするため
各拠点にはその地域に精通する
コミュニティ・マネージャーが常駐しています。
地域の人たちや行政とつながることで
新たなビジネスや地域の課題を解決するアイデアが生まれます。
この事業は2年前、新しい働き方、暮らし方を模索しようと
起業家の孫泰蔵さん(孫正義さんの弟)らとともに
一般社団法人LivingAnywhereを設立しています。

・収益をすべて可視化し、コミュニティメンバーに還元する「割り勘制」
・限界費用ゼロ社会の実現
人の働き方には
「ライスワーク」「ライクワーク」「ライフワーク」
の3種類があると言っています。
ライスワーク=生活費を得るための仕事
ライクワーク=好きだからやっている仕事
ライフワーク=自分の人生をかけた仕事   です。
今までは生活を維持していくために
ライスワークに注力せざるを得ませんでした。
もっと人は豊かに暮らしていいはずです。
しかし
ライクワークやライフワークを実践した場合
収入が減る可能性があります。
ですが、減っても生活コストを劇的に下げて暮らせるようにすれば
以前と変わらない生活水準が維持できます。
そのために、限界費用ゼロ社会の実現を考えているそうです。
「ゼロ」は難しいとしても「田舎は都会」よりお金は掛かりません。
全国にある行政の未利用・低利用・遊休地や廃校
企業の遊休不動産などを拠点として開発して
地域、企業ユーザー、個人、誰もが「共創」できる仕組みを目指しているのです。
「ローカルのよさ」が見直され始めているようです。

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:文化・伝統  |    |  2019.10.23

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