日本の床「畳」

畳(たたみ)は、日本で利用されている伝統的な床材です。

芯材になる板状の畳床(たたみどこ)の表面を、

イグサを編み込んで出来た敷物状の畳表でくるんで作ります。

縁には畳表を止める為と装飾を兼ねて、畳縁(たたみべり)と呼ばれる帯状の布を縫い付けます。

(一部には縁の無い畳もあります)

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畳には縦横比が2:1になっている長方形の一畳サイズと、

これを横半分にした正方形の半畳サイズの2種類があります。

近年、

日本人の生活スタイルの変化に伴い、和室が一つもない家も増えてきました。

しかし、畳の部屋がなんとなく落ち着くと多くの方は感じています。

日本の住まいの特徴の一つは、靴を脱いだ生活にあり、床の清潔さ。

特に畳は直接人の肌に触れ、布団が敷かれるなど、清潔な生活を支えてくれました。

部屋の湿度の調整にも一役かっていてくれいます。断熱材としても優れています。

まさに、畳は座式の生活を支えた主役であり日本の住まいを象徴しているようです。

畳のある和室に、安らぎのみならず機能が備わっています。

どんな目的にも使え、その場面に合わせて客間にも居間にも、寝室にもなる。

この融通性が畳の部屋の最大の特徴なのです。

先人が伝えてくれた 日本の伝統・住文化です。

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投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:文化・伝統  |    |  2016.12.03

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