「家」
家族と団らんするところ・・・
自分の趣味を楽しむ所・・・
好きなもので飾り立てるところ・・・
家に関する想いは人それぞれです。

スウェーデンの世帯では
普段の「生活用」と休暇の時の「別荘」と家を2軒持つのが一般的です。
「別荘」は都市部から離れた、自然豊かで静かなところにあります。
4週間くらい過ごすので、
毎日の食事も快適に料理し家族団欒を楽しみます。
別荘を持つ理由の一つとしてスウェーデンの長い休暇があります。
夏の間6月から8月の3カ月の間に
4週間の休暇を取る権利があります。連続してとる権利があります。
たとえ海外旅行に行ったとしても
観光地をあくせくまわってということはあまりしません。

「別荘」で何をするのか?「特別な」ことはしません。
家族みんなで別荘に来たとしても
自分のやりたいことをそれぞれのペースでやります。
別荘で時間を楽しんでいるのです。
都市部の喧騒から離れ、毎日の仕事から離れ、学業から離れ、
自分自身を充電しているのです。
日が昇れば起きだし、暗くなったら眠る。
お腹が空いたら食べ、やりたいことをやる。
人間の本来のライフサイクルを満喫しているのです。
日本人の休日の過ごし方は
目的が必要で何かしなくてはならないになります。
どんどん家を活用するべきです。
家は箱ものにしておくのではなく
そこに「時間」という価値をどんどん付けていくものなんだと思います
すると「心に余裕が出来てくる」んだと思います。

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:住教育  |    |  2019.03.27

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