いい年をお迎えくださいませ

大晦日です。今年は「地方創生」スタートの年だったと思います。

・こんな生活はもう嫌だ、と地方に移る。
・便利な都会で生き残ろう、と決意する。

誰にとっても先が見えないこの時代選択をしなくててはなりません。

2015年の新語・流行語大賞にノミネートされた「下流老人」
「下流老人」とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、その恐れがある高齢者」です。
多くの人が
「働けなくなるとは思わなかった」
「こんなに年金が低いとは」
「病気をするとは思わなかった」と言いますが予想しろというほうが難しい。高齢化は急速に進んでいます。

統計上の所得の中央値の半分に満たない額で暮らす「相対的貧困」は国内の全高齢者のうち22%。
一人暮らしの高齢者に絞ると、男性の38%、女性は52%が相対的貧困に陥っています。
将来的にはそれが1000万人規模に膨れ上がると予想されます。
現在は労働者の4割が非正規雇用です。

夫の年金で暮らしていける専業主婦を除き、多くの人たちは将来、無年金か低年金の「下流老人」になります。
さらに、病気やリストラなどの突発的なリスクによって中間層から下流へ転落する人もいます。
今の30〜40代が老後を迎えるときには、少なくとも相対的貧困は40%にのぼるはずです。

特に都会では「住宅費の高さ」が最大のリスクになります。
今、地方移住チャンスです。田舎は昔とは全く違います。
地方が「ウエルカム」の時代です。
「ニ段階移住」が増えてくると思います。

まず「地方の暮らしを体験してみる」こと・・。
地方には起業のチャンスがたくさんあります。

少子高齢化、過疎化、雇用、空き家、医療など社会問題がすごく身近にあって、
「企業できるビジネスチャンス」が多くあります。

時代をしっかり掴んで2016年飛躍してくださいませ。
いい年をお迎えくださいませ。

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:住教育  |    |  2015.12.31

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