住教育で学んだこと

「片づけ」と言えば「整理」や「収納」の話ばかりで 「捨てる」手段は注目されていませんでした。

仕事に限らず 何かを整理する場面では 必ず「捨てるかどうか」が問われます。

「優秀な人はみんな机がきれい」と言われます。 机の上が美しければ仕事ができるのでしょうか?

仕事をしていれば、 使っている書類や資料が机の上や棚を占領するはずです。 「モノをうまく使いこなしていることが大事」です。

「これまでにやってきたこと」を大事にしすぎる人は モノが捨てられない傾向があります。 定年退職後でも自宅の書斎に仕事の本が山積みになっている人のように 「過去に得たモノ」を捨てられないのです。

モノでもスキルでも、 ピラミッドを作るかのように「積み上げ式」で考えると、 「捨てること」が怖くなります。

基本的に世の中は常に動いていて、 自分も常に変化・成長していると考え 「過去」を引きずらないようにすれば、潔く捨てられるようになります。

最近では、モノを持たないが注目を集めています。 借りて成長とともに入れ替えていく・・簡単そうですね。 重要なことは「どう生かすか?」なんでしょうね。

住教育・・・いい学びになります。

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投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:住教育  |    |  2017.03.09

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