新民家って何⁇
古民家があるなら新民家もあるんです。聴き慣れない言葉だと思いますが何となく漠然と感じられるのかもしれません。
古い民家を古民家と言うならば
新しい民家を新民家と言います。
も少し詳しく言うと古民家の定義は民俗学では一般庶民が住む古い建物とされるが、「登録有形文化財制度」に合わせて築50年以上経過した木造軸組構法の伝統構法、または在来工法の住宅を古民家
新民家とは、残念ながら解体せざるを得ない古民家から出た古材を活用し、古民家と同様に自然乾燥材を構造材に使用する事で50年後に「古民家」となる長期間住まい続けることが可能な新築の木造住宅のことをいいます。ですから、新建材などの新築住宅は新民家とはいえないという事になります。
以前は家というものは大工棟梁が手刻みで加工して木の特性を一本いっぽん生かし強固な家を建てて来ました。一方で現在のプレカットによる家造りが主流となり自然素材が使われなくなってしまいました。
日本の国土の3分の2が森林を占める日本は世界第3位の森林大国なのです。同じ新築を建てるのならばやはりこの地域材を使わない方はないと思います。
それに木造住宅は環境にも良く私たちの生活にも良い影響を与える事が様々な実験で証明されたりもしています。
古民家の事を知る事で新しく建てる家がいかに理に適ってるのかを知る事も重要になります。
棟梁たちは遠くから材を持ってくるのではなくその地域材を活かして建ててきたのはその地域の風土に育った木はやはりその地域に1番合ってると言えます。
家を建てようと思われたらこんな事も考慮してもらったらと思います。