「少しづつ」元に戻りつつあります。

日本の住宅の歴史を鑑みてみると
・住宅は木造住宅
・高温多湿に対応した家づくり
・2世代70年程度はもつ
・建て替えしても部材は出来るだけ再利用
・地域の大工さんが建てる
でした。

それが現代の家づくりは
・住宅は木造住宅
→ つくられた木を使うケースが多い(集成木材・強制乾燥材)
・高温多湿に対応した家づくり
→ 高気密高断熱を主に考えて結露している(カビ問題)
・2世代70年程度はもつ
→ 超短命住宅(平均27年)
・建て替えしても部材は出来るだけ再利用
→ 捨てて新しい新建材中心(リユースよりリサイクル)
・地域の大工さんが技術で建てる
→ ハウスメーカー /営業中心(デザイン大事)

どうなんでしょう?
しかし「少しづつ」日本の家は元に戻りつつあります。

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:文化・伝統  |    |  2020.07.15

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