エネルギーを考える

「原子力発電」の原理は火力発電と同じです。
火力発電所のボイラーにあたるものが原子炉で
この中でウラン燃料が核分裂を起こして熱をつくっています。
わずかな量の燃料で大量のエネルギーを生み出し
一度燃料を入れると、少なくとも、1年間連続運転ができます。
発電時にCO2を排出しない原子力発電は
温暖化対策の一つとして期待されています。
原子力発電の利点は、電気料金にも反映されていました。
発電コストに占める燃料費の割合が、
火力発電などほかの発電方法に比べて低くいと言われています。
(開発費用・廃棄費用は別としていますが)
しかし、
重大事故は周辺環境に多大な被害を与え、
高レベル放射性廃棄物の最終処分は決められない状況にあります。
私は安全に運転したとしても
・廃棄の目処が立たない
・トータルではコストが高い
・原材料(ウラン235のみの利用を考えた場合)資源が限られる
ので止めた方がいいのではないかと思います。
その立地のおかげて潤っている自治体もありますが
「原発施設があれば交付金が多い」(米軍基地もそうですが)
はそろそろ止めてもいいと思います。
地域を元気にしていくには「お金も大事」ですが
「地域住民が活躍すること」をしなきゃいけない・・・そう思っています。

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:環境  |    |  2021.10.13

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