梅雨はよく雨が降りますが・・・。
世界中に存在しながら、
人間がわずか0.007%しか利用できない資源・・・「水」
地表の3分の2が水で覆われ、「水の惑星」ともいわれる地球ですが、
その97.5%は海水です。
その他、氷河や地下水、雲などが地球上の水のほとんどを占め、
川や湖など人間が利用しやすい水は、0.007%しかないのです。
水は、無限にあるようで、実はとても貴重な資源です。
水環境に恵まれている日本に住んでいると、
そんな水の大切さには気づきにくいものです。
世界には、日本とは比べものにならないほど、
水が重要な国も少なくありません。
そんな国のひとつが、アフリカのマリ共和国。
日本の家庭で利用する水の量が、1日250リットルであるのに対し、
マリ共和国は20リットルだといいます。
WHO(世界保健機関)とユニセフの
「水と衛生 共同モニタリングプログラム2012」によると、
マリ共和国で水源にアクセスできる人の割合は人口の約67%、
農村部においては54%と報告されていて
多くの人々が不衛生な水を利用せざるを得ない環境にあります。
そうした環境を原因に、下痢性疾患にかかる子どもも多く、
マラリア、急性呼吸器疾患に続く子どもの死亡原因になっています。
結果、5歳未満児の死亡率は、出生1000人あたり191人にものぼるのです。
そんな状況を受け、
ボルヴィックでは、「1L for 10L」の活動を8年前から開始。
これは、ボルヴィックを1リットル飲むたびに、
マリ共和国に安全な水が10リットル生まれるというもので
ボルヴィックの売り上げの一部をユニセフに寄付し、
マリの井戸新設や修理に充てることで、
マリ共和国に清潔な水を生み出そうという取り組みです。
今年で9年目になるこのキャンペーンで
これまでに47億リットルもの水が確保されたといいます。
日本で生活していると気づきにくいですが
水の大切さをあらためて意識しつつ、
「森林の大切さ=活用」を積極的に進めなくてはなりません。
投稿者プロフィール
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2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。
現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。
また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。
古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
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