消費者が自ら学ぶこと

「闇米」(やみごめ)とは

食糧管理法に違反して取引された米。
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では「食料管理法」とは

食糧を管理し、その需給・価格の調整、流通の規制を

行うことを目的とする法律です。

この法律は1995年まで続き、

「農協を通すこと」が基本でした。

極端にな言い方かもしれませんが

農協流通以外のお米は「闇米」だったんです。

国は「農業者戸別所得補償制度」で

米価変動補填交付金としてお金を出しています。

これも基本「闇米」には出せません。

無農薬で作る米は「闇米」になります。

おいしいお米は「闇米」になりました。

消費者に本当のことを伝えること「食育」が広がりはじめ

「農家から直接販売」が当たり前の時代になりました。

住宅造りの世界は

「法律に縛られて長持ちする家が建て難い」現実があります。

これは「ハウスメーカー」の考え方が反映されるから。

「ハウスメーカー」は「大量生産・大量消費」の時代の家づくりで

「手間を掛けて長持ちする家づくり」ではありません。

家づくりは基本(長持ちするかどうか?)

「何れだけ手間を掛けられるかどうか?」で決まります。

そして「どれだけメンテナンス出来るか?」

自分自身でメンテナンスできる家づくりをしないと長持ちは難しい。

法律を守ることは大切ですが「法律に縛られすぎない」ことです。

いい家、長持ちする家を建てるのは「勉強しなきゃ」です。

「食」と同じで「消費者自身が勉強していい家づくり」を。

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:住教育  |    |  2016.08.27

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