環境と経済

img10071578435 すべての使い捨て食器類について 家庭用コンポストで堆肥(たいひ)にできる 生物由来の素材を50%使うことを義務付け 2025年までにはこの割合を60%に引き上げます。 フランスで廃棄される使い捨てカップは毎秒150個 年間では47億3000万個です。 そのうちリサイクルされるのは1%のみ ポリプロピレンとスチレン樹脂を混ぜて使っていることが主な原因です。 フランスは2025年までにごみの埋め立て量を半減させ 地球温暖化ガスの排出量を 2030年までに1990年に比べて40%削減することを目標としてます。 今年7月にはスーパーのレジ袋が全面的に禁止されています。 (レジ袋禁止はバングラデシュや南アフリカ、中国など6カ国で実施) 日本は「環境に配慮する施策」は遅れているようです。 経済とのバランスで「経済優先」が原因のようです。 【古材を活用することが当たり前の時代を創る】 【古材】は炭素(C)の固まりで大気中に排出される(燃やされる)と 酸素(O2)とくっ付いて二酸化炭素(C02)に変わります。 日本は「樹を切った段階で二酸化炭素が排出される」との立場を崩しておらず 環境省は「古材を活用することは何の意味もない」とのこと。 これは 「ペレット製造」「チップ活用」「中間処理施設」のリサイクル優先(経済優先)施策 からきています。 これを変えないといけない・・・。 しかし「原発反対」みたいな方法はご法度で賢く変えて頂くことが大事です。 日本の森林は「人工林の比率」が多く、その多くを伐採しなくてなならない時期です。 樹齢50年頃から光合成の力は落ちて環境貢献度は落ちてきているのです。 そして伐採後、積極的に植林する(若木を育てる)ことこそが環境に一番いいのです。 それと共に「古材の再利用で炭素の固定化」をするのが環境にいいのです。 追伸 またプラスティック製容器は「体にもよくない」ようですね。 プラスチックは他の金属類と違い簡単に曲げられ、 お弁当箱やペットボトルなど様々な形に加工し易い利点があって、 便利で使いやすい反面、とても不安定な物質です。 不安定なので熱にも弱く、構造的に有毒物質が溶けやすいのです。 便利の引き換えとして私たちが得たプラスチックは 残念ながら環境にも人体にも大変有害なようです。 これは「自己を守る」・・・「食育」「住育」です。]]>

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:住教育,建築知識,雑学  |    |  2016.09.28

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