3D住宅

3D住宅の記事を見ることが最近多くなりました。
日本では今は確認申請が不要な床面積10m2以下の家ですが
海外では普通に建築されていますし
日本でも2030には
24時間で30坪・300万円で出来るようになるそうです。
住宅着工数も少子高齢化から大きく減少します。

たくさん家を建てる時代は終わり、
3D住宅のような家、もしくはいい住宅をしっかり建てる、
そしてリフォームになると思います。

私は「空き家をビジネスにする企業は成長する」と思います。
そして「古民家再生・古民家移築再生も安定する」と考えています。
そう考えると「大工さんの力」は必要不可欠で、
若い大工さんを育ててく
企業(チーム)が10年後に勝ち残ることは確実です。
出来なければ「勝ち残れない」ことになります。

今年も「国土交通省の事業」として、
大工育成事業をさせて頂いています。

私は大工さんの育成に
「墨付け・刻み」と「建前後」を分けて考えています。
昭和1960年代からの外材で立てる家が当たり前の時代から、
この20年人口乾燥木材・プレカットが
当たり前の時代が続きましたが、
もうすぐ3D住宅が当たり前の時代がきます。

その中で最近「国産木材」「自然乾燥木材」が見直されています。徐々に「手刻み=ハンドプレカット」も見直され・
人気が出始めています。
国産木材・自然乾燥木材は、
外国産木材・人口乾燥木材より長持ちします、
香りもします。そんな当たり前のことを
「住教育」で
「住教育インストラクター」がコツコツ広げていますし、
10月の住生活月間では全国各地でセミナーを開催して、
消費者にしっかり伝えていきます。

 

人材育成すなわち大工育成には時間が掛かり、
10年くらい掛かりますから、
もう始めても遅いくらいかもしれません。

「住教育」✖️「大工育成」が未来を拓く・・・そう思います

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:建築知識  |    |  2021.08.18

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