持続可能な循環型の過去
かつての生活から「循環する」ことを学ぶことができます。
例えば、畑で採れた野菜を食べ、排泄物はまた畑の肥やしとなり、再び美味しい食物になって、
ゴミになることはほとんどなく、なんでも最後まで生かされていました。
不要になって埋めたり、燃やしたりしても土に還るものだったし、そうすることが土を良くすることにつながったりもしました。
「環境」という言葉はなかったし、環境を守ること自体、循環する暮らしの中で当たり前の行いでした。
人も自然の一員だったからです。
家も循環していました。
家は継がれていたし、住まなくなった家があれば、「解いて」また別の場所に移築したり、まだ使える古材は再利用されたりしました。
それは、木のことをきちんと理解して、木が長持ちすることや時間が経つと自然乾燥をして強くなっているのを知っていたからです。
再利用する価値がありました。
自然は、循環できるようになっています。
「勿体ない」といいますが、循環するということは、最後まで価値を見出すということで、それって、ものにも人にも自然にもみんなにお徳ということですよね。
有難いことに、先人たちは、長い歴史の上で培い、その答えを教えてくれます。
投稿者プロフィール
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2015年より住育学校福岡第一校を開講。家を建てよう・家を持ちたいと思う消費者に住まいの「本当のコト」を伝えている。また住育コンシェルジュとして、住まい手の求める造り手との架け橋を行なっている。
昨今では、空き家の利活用や発生抑制に向けて、地域でセミナーやファシリティトを行い、住教育の推進に力を入れて活動中。
一般社団法人住教育推進機構福岡支部長
一般社団法人全国古民家再生協会福岡第一支部会員
古民家鑑定士
古民家ツーリズムまちづくりプランナー
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