図板

図板(ずいた)聴き慣れない言葉だと思いますが、現在は設計図と言って設計士が書く図面みたいなもの。家を作る前に先ず最初につくるのが図板になります。図板と尺竿を使って材木に墨付けをして、刻み加工をします。

図板には縦方向と横方向にそれぞれ一,二,三… イロハニ…と符号を付けていきます。大工さんたちはこの図板を書いた時点ですでに家が頭の中では建っているものです。刻みが終わり建前(棟上)のときは棟梁は図板に沿って建ちあげていきます。今でこそ機械(クレーン)を使って建前しますが、以前は全て手作業で行っていました。棟が上がるとお供え物と一緒に祀られ祝詞を挙げます。

現在はめっきり見受けなくなりました。一生に一度のお祝事です。私は敢えて施主様にお願いして棟梁と餅まき等をお勧めしています。

投稿者プロフィール

井上 静夫
井上 静夫
井上建築 代表
一般社団法人福岡県古民家再生協会 代表
資格: 二級建築士、危険度判定士、伝統資財施工士、古民家鑑定士1級
経歴: 小・中学校卒業後、大工修行に入り6年後独立する
座右の銘: 継続は力なり
尊敬する人: 宮大工の西岡常一棟梁
尊敬する理由: 大工としての心意気が好きだから
特技: 剣道
category:古民家  |    |  2020.04.20

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