人が付けた想い出

春先から始まったコロナ騒動により、現在も多方面に渡り大きな影響を及ぼしています。
特に飲食店などは、数多くのお店が閉店に追い込まれ、都心でも空き店舗が増えてきていると聞きました。
そんなコロナ渦で店舗リニューアルのお話しを受けました。
今までの店舗がビルの老朽化により解体されることとなり、他の場所にて営業することとなりました。

そこでの営業期間は、7年間。
数多くの思い出があります。
「少しでも多くの思い出を新しいお店に使いたい」
店主の熱い思いが、造り手側にも伝わり可能な限りを丁寧に解体して次のお店で使えるようにしました。
人の手が多く触れたケヤキのカウンター。人の足跡が色付けたナラの床。そしてスタッフの毎日の拭き掃除で付いた輝き。どれもがお店ならではの経年変化によって色付いた素材となっていました。

形を変えて加工され使われるモノ。同じ用途で使われるモノと様々です。

今まで使っていたモノを再利用して使うことをリユースと言います。
環境を考えた方法で、使えるモノは使う。
欧米では当たり前の考え方です。

自然素材の良いところは、時間が経てば味になるところです。それは人の心も動かします。

これから始まるお店で、また新たに人が素材に触れ思い出を創ってくれます。

大変な時の新たな始まりではありますが、来客された方に愛されるお店になって頂けたらと願っています。

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

金子和
金子和
一般社団法人住教育推進機構 神奈川県支部長
住育学校 横浜金沢校 学校長
category:住教育  |    |  2020.08.31

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