表の綺麗よりも内面の綺麗を大切に
近年の戸建て新築件数減少によって、既存(中古)住宅販売の広告をインターネットを始め雑誌などで目にすることが多くなりました。
私の周りでも既存の住宅を探している、購入したと言うお話を何度か耳にしました。
戸建て既存住宅を購入された方は、その住宅がリフォームをされていても、「ここをこう変えたい」と思う方は少なくないようです。
必ずしもリフォームされているから良いというわけではないようです。
実際、リフォームされて購入した既存住宅の再リフォームのご相談はある話です。
そのようなご相談を受けて工事を進めていくと「あらら」という目をそらすことの出来ないことにも出くわすことがあります。
リフォームをされている既存住宅の流通には、落とし穴もあるようで一見綺麗に仕上がって見えても、中を覗くと不味い箇所に手を付けないでそのまま塞ぐという仕事がされています。
そこには、売り手側の工事予算も関係はしているとは思いますが、購入した側からしたら、思ってもいない出費となってしまいます。
以前真壁構造として表に出ていた柱を、その後のリフォームでボードで塞ぎ、大壁にしてクロスで綺麗に仕上げた物件の再リフォームでは、柱が傷んでいたことがわかりました。
ちょっとした箇所なら大した工事にもならなく住んでいても大丈夫ですが、これが柱や梁などの構造体になってしまうと大きな工事にもなりますし、放置すれば危険と暮らす住まいになってしまいます。
既存住宅を購入する際は、その物件がリフォームされている場合は、どこをどうリフォームされているのかチェックすること、不動産会社にそのときの写真等の提示、インスペクションは、しているかの確認は必須です。
リフォームがされていなくても、インスペクションはされているかは、必ず確認いたしましょう。
あとで「あらら」とならないように。