育った家を振り返ってみよう
大人になったら、別の場所に家を建てる。当たり前のように新しい家がどんどん建っていきます。
昔は、家は継ぐものでした。
私たちは以前、育つ中に家の繋がりや歴史を教えられたり、先祖の供養や行事を生活とともに習ってきました。だから、自然と家を継いで守っていくことをいつしか胸に持ちそうしてきたように思います。
ずっと長い毎日の営みの中で、昔の人は家を継ぐ責任や意義を見出して、それに努めてきだからだと思います。
そこには、家族の顔がたくさんあって、親戚が集い、その大切さを身をもって感じていたからだろうと思います。
育った家の外に新しい家を建てた時、将来的に育った家はどうなるのでしょう。家を建てる時に実家を相続することや空き家の維持管理、固定資産税、解体費などということを考えて資金計画を立てる人がどれほどいるでしょうか。
家が空き家になるのは、寂しいものです。せめて、大切にしてくれる誰かに託すことができたらいいですが、できれば空き家にならないようにしたいものです。
投稿者プロフィール
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2015年より住育学校福岡第一校を開講。家を建てよう・家を持ちたいと思う消費者に住まいの「本当のコト」を伝えている。また住育コンシェルジュとして、住まい手の求める造り手との架け橋を行なっている。
昨今では、空き家の利活用や発生抑制に向けて、地域でセミナーやファシリティトを行い、住教育の推進に力を入れて活動中。
一般社団法人住教育推進機構福岡支部長
一般社団法人全国古民家再生協会福岡第一支部会員
古民家鑑定士
古民家ツーリズムまちづくりプランナー
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