リフォーム倫理憲章

住宅リフォーム工事の訪問販売が多く発生しているとして、
消費者庁は
・突然の訪問に御注意! 安価な金額でもすぐ契約しない!
・『近所で工事をやっている』と言われても安心しない!
・必ず複数社から見積りをとりましょう!
・契約後8日間以内ならクーリング・オフが可能
という4つのポイントを広報しています

 特に地震の被災地では被害が多く
そうでない地域でも今後の備えとして耐震改修やリフォームなど狙っています。
また「床下」に関する悪質リフォームは「見えない」ことをいいことに増えています。
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国土交通省は「リフォーム事業者団体登録」制度を通して「民間の自主基準」を推進してきます。
私たち「全国古民家再生協会」もその登録を目指していて「倫理憲章」を掲げています。

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「全国古民家再生協会」事業者会員倫理憲章

 私たちは未来の子ども達の為に持続可能な循環型建築社会を実現するために
日本の住文化が残る既存住宅のストック形成と美しい街並みの整備を推進し
消費者の安全と安心のリフォームを行う為に以下の倫理憲章を定める
この憲章は私たちが
その社会的使命に応え、それぞれの業態に応じて事業を適切に行う際の共通の行動規範となるものである。

1 依頼主の期待に応え、住み心地や資産価値が最大となるよう努める。
2 依頼主が適切な選択と判断ができるよう、常に正確な情報の提供に努める。
3 見積や契約等について誤解を生じないよう正確で分かりやすい書面により適正な業務遂行に努める。
4 依頼主にとってよき相談者となり、クレーム等に対して誠実な対応に努める。
5 関係法令を遵守し、さらに高い品性とモラルの保持に努める。
6 住まいの質の向上を目指し、専門知識の習得と技術・技能の研鑚に努める。
7 依頼主の理解と協力を得て、健康で安全な生活環境の実現と資源の有効利用等による地球環境保全への寄与に努める。
8 暴力団、暴力団関係企業、総会屋もしくはこれらに準ずる者またはその構成員等とは一切関わらない

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リフォーム業界は大きく変わろうとしています。

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:住教育  |    |  2016.06.02

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