大工棟梁は違う?

大工という言葉は聞いたことあるかと思います。かたや、棟梁という言葉も聞いたことあるのではないでしょうか?

一般に大工というのは家を建てたり修理などをする職人というのは何となく理解されるのではないかと思います。それには先ず色んな知恵とか肉体的な実践事が必要です。

以前は徒弟制度があり親方の元で知恵と訓練を実践しないと大工にはなれませんでした。よく言われる見習いという期間を経てそうやく大工としての職人になります。しかし、それでも更に多くの経験、能力を十分に身につける事でようやく「棟梁」と言えるようになります。

ですから、棟梁は大工の取りまとめの長という事になります。住まいは棟と梁が重要な部分であり、全てを知り尽くした大工の長といえます。

現在では、プレカットによる建て方が主流の中で棟梁と言える現状には無いように思われます。以前のように棟梁の下で大工が切り込む技術者が見られるようになって欲しいものです。

 

 

投稿者プロフィール

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井上 静夫
井上建築 代表
一般社団法人福岡県古民家再生協会 代表
資格: 二級建築士、危険度判定士、伝統資財施工士、古民家鑑定士1級
経歴: 小・中学校卒業後、大工修行に入り6年後独立する
座右の銘: 継続は力なり
尊敬する人: 宮大工の西岡常一棟梁
尊敬する理由: 大工としての心意気が好きだから
特技: 剣道
category:古民家  |    |  2020.04.07

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