「家に居ながら熱中症で亡くなる」を考える

コロナ対策については、まだ確実なものがなく世界中が右往左往しています。
そんな中、熱中症の被害の方が多くなっています。
熱中症による死者は7~8月で114人そのうちの3割が夜中発症で9割が屋内、
そのうち8割がエアコンを使っていないとのことです。

家に居ながら熱中症で亡くなるなんて考えにくいことです。
エアコンで対策するしかない今の住環境の在り方にも いささか疑問を感じます。
昔は電気がありませんでした。
電気が無くてもある程度対応できるようにすることも必要なのだと思います。
勿論今の時代電機は必要不可欠です。
しかし100%頼るのもいかがなものかと思います。

その対応策に「古民家」が有効かもしれません。
日本の夏過ごしやすい工夫がなされた住宅の見直しです。

高気密高断熱は快適かもしれませんが、電気を使うなど人工の力が必要です。
自然に頼ることが出来る方が良いと思います。
これからの住宅のあり方変わってくるように思います。

古民家住まいる http://kominka.net

(古民家再生協会 杉本事務局長より)

投稿者プロフィール

井上幸一
井上幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。
category:古民家,文化・伝統,暮らしの知恵  |    |  2020.08.18

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