新築信仰の罠
日本は、「新築信仰」と言われています。
新しいマイホームを持つことにステイタスがあり、一世代ごとに家を建てている現状です。
世界を見るとその逆で、新築よりも中古住宅が流通して、自分の代で建て直すことはアンラッキーとされています。
ひと昔前までは、日本も同じように長男が家の跡をとり、家は続いていくものとされていました。
今は、子どもの好きなようにとされる傾向があります。
実家とは別に自分たちの新しい家を建て、そこに住むのはよいのですが、親が亡くなった後の実家のことは考えているのでしょうか。
空き家となった家、これから空き家になる家が日本には溢れています。
一世代ごとに家のローンを持ち、いつ安定した暮らしを得るのでしょうか。
新しい家のローンを払いながら、実家の空き家の維持管理や解体、更地の手入れをしなければいけないことを考えていますか。
誰が空き家の面倒を見るのか話し合っていますか。
その時にならないと気付かないのでは、次の世代に負担を残すことになります。
私たちは、家を持つ時にこそ、未来を見据え考えていく必要があります。
投稿者プロフィール
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2015年より住育学校福岡第一校を開講。家を建てよう・家を持ちたいと思う消費者に住まいの「本当のコト」を伝えている。また住育コンシェルジュとして、住まい手の求める造り手との架け橋を行なっている。
昨今では、空き家の利活用や発生抑制に向けて、地域でセミナーやファシリティトを行い、住教育の推進に力を入れて活動中。
一般社団法人住教育推進機構福岡支部長
一般社団法人全国古民家再生協会福岡第一支部会員
古民家鑑定士
古民家ツーリズムまちづくりプランナー
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