伝統技術
伝統技術って聞いた事ありますか？
伝統的な技術って家に限った事ではありません。日本人の凄いところは何においても拘りだったり、信念を持って物事に取り組む姿勢だと思うんです。そんな中、建築に関わるものとして思うのはなんといっても一生生きていく上で必要なものは家（住まい）だと思っています。だからといって他はどうでもいいと言うつもりはありません。
生きていく上では食べる事も大事です。大事というより必要なものでもあります。
衣食住は人間界ではどれも同じように必要不可欠なもの
それも踏まえて私が関わる住まいの視点でいうと、今や空き家は全国何処にでもあるし増える一方だと思います。今、住んでる家もいつかはおそらく「空き家」になる可能性はあるのです。かたや新しく建ってる家もあります。快適に住う家は誰もが理想とする家（住まい）だと言えるのかもしれません。豪華な家が理想だというつもりは全くありません。障子が破けても良い、天井が古けてもいいし新しい家もいつかは古けるもの
古きをたづねて新しきを知る。温故知新
そこに隠されてる技術こそ日本人の拘りだったり、思い遣りを感じられたりするものかもしれません。しかしながら、今現在日本人らしさは感じられないような気もします。空き家になるのは仕方ない。
しかし、仕方ないだけでは済まされないのです。日本の住まいが短命といわれる由縁は先人の知恵に振り返る事で再認識されていくものです。機械化された技術もありだけど、受け継がれた伝統技術こそ日本建築を世界に誇るものだと思います。
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