棟梁って? 大工って?
大工とか棟梁とか聞かれたことあると思います。でもその違いってわかりますか?どっちも同じと思いますか。ある人に聞くと現場で実際道具を使っている人が大工だと言われます。だとするなら棟梁は? の問いにはん?
聞いた言葉だけど明確な答えは返ってきませんでした。単に昔の大工を棟梁と呼ぶのかと思ってるようです。実際家を造る人が大工というのは漠然とわかるものの棟梁という言葉がある以上違いがあるのも感じるのだそう。
家造りに関わるのは大工だけではありません屋根工事や樋工事、建具工事、電気工事、塗装工事、設備工事それに左官工事等10社以上の職が関わります。その人たちを采配するのが棟梁ということになります。
では、今も棟梁核の人はいるのでしょうか?棟梁になるにはどうすればなれると思いますか?棟梁でもその前に大工を経験することから始まります。つまり、棟梁といえども大工工事を出来ないといけません。
大工修行して10年以上で大工になれるのはごくわずか、更にそこから10年以上経て棟梁核になれるのです。これも周りから認められてこそなのです。器量も問われるし、腕も試されます。しかし、もっと大事なのは住まう側にたって家造りをできるかがなのです。
あながち大工は自己満足に酔いしれるものです。昔の大工「棟梁」は自己満足ではなく長持ちする家造りをしてきました。その証として棟木に自分の名前を残してきたのです。いつの日か改築とか増築とかする時棟木に書かれた棟梁よりもっと良い仕事をしたいとの競争意識で家造りをしたものです。大工と棟梁の分かれ目は昭和25年の建築基準法の制定からだたといえます。法を重要視日本建築においては確認を得ないと建てられません。つまり今の棟梁核は設計士ということです。
良い、悪いは別として家造りに未経験者「設計士」が棟梁なんです。個人的意見ですが家造りは現場で建築積んだ職人が主にならないと良い家造りは出来ないような気がします。
もし、家を建てるのなら一度大工の棟梁核の人に話を聞いてみたら良いかもしれませんよ。