見習

職人の世界にありよく耳にする言葉に「見習」があります。大工職になる時聞く言葉に技は見て覚えろとか盗めとか言われたものです。以前の棟梁時代ならそれも通用するのかもしれない。しかし、今は何においても便利で楽だし時代の変化というかコレはいつの時代も同じはずです。

人間は常に学び変化する生き物でもあるのです。

以前通用してた「見習」が今通用するとは限らないもんなんです。今の時代それが通用するとしたら見て覚えろはいかに楽して覚えるかと言ってるようなものかもしれない。決っして昔の大工職人が全て同じように器用であったかというと当時もいろんな人がいたはず変わらないであって欲しいのは先人たちが培ってきた伝統文化や職人魂は後世に繋げるべきことだと思います。

投稿者プロフィール

井上 静夫
井上建築 代表
一般社団法人福岡県古民家再生協会 代表
資格: 二級建築士、危険度判定士、伝統資財施工士、古民家鑑定士1級
経歴: 小・中学校卒業後、大工修行に入り6年後独立する
座右の銘: 継続は力なり
尊敬する人: 宮大工の西岡常一棟梁
尊敬する理由: 大工としての心意気が好きだから
特技: 剣道
category:古民家,建築知識,文化・伝統,暮らしの知恵,雑学  |    |  2021.01.11

pagetop