今でこそ「古民家」と言う言葉は普通になってると思いませんか?では「古民家」ってどんなものを古民家と言うのでしょう。定義としては築50年経過•木造軸組構法の伝統構法または在来工法の住宅とされます。

今の日本の建物は「建築基準法」に安全に建てられています。とはいえこれまで幾度となく改正されてきました。その為地震に対しても耐震性を備えているとも言えます。

一方で古民家は建築基準法には記載がなく、日本建築史や民俗学にその定義がみられます。それらの中では特に年代の古いものを古民家と言う。

しかしながら、若い人には古民家はよくわからないらしい。

見たこともないと言う人もいるようです。先日、大学生が興味があって古民家について調べてみたいとお問合せがありました。

やはり、古民家を語るには奥深さを感じられるようです。今の住まいが単に短期間で建つのが住まいと捉えるのも悪いとは言わないけど…  日本の住文化に触れるのも良いのかもしれませんね。

投稿者プロフィール

井上 静夫
井上建築 代表
一般社団法人福岡県古民家再生協会 代表
資格: 二級建築士、危険度判定士、伝統資財施工士、古民家鑑定士1級
経歴: 小・中学校卒業後、大工修行に入り6年後独立する
座右の銘: 継続は力なり
尊敬する人: 宮大工の西岡常一棟梁
尊敬する理由: 大工としての心意気が好きだから
特技: 剣道
category:建築知識,文化・伝統,暮らしの知恵,雑学  |    |  2020.11.23

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