古民家がブーム?

古民家を探していますがほど良い古民家知りませんか?

そんな相談を受ける事が多くなりました。それも若い方からの問合せが増えています。古民家ブームという事なのかもしれませんが、見ていただくと「直ぐには住めませんね」など色々異論はあるようです。最近まで住まれてて空き家になったばかりだと比較的使用できるのですが、基本的に空き古民家は多少なりとも手を加えないと住めないものが多いかと思われます。

コロナ禍の影響もなきにしもあらずだと思いますが、今の家とは違いがあり構造的に大きな違いがあるコトを先ず自覚して欲しいのです。住まいには違いないのですが揺れに対しての家のはたらきが全く違うということです。古民家の多くは「免震構造」であり現在の家は「耐震構造」です。

地震国日本は太古の時代から家造りに対して改良を重ねてきた先人たちの知恵があります。昭和25年の「建築基準法」施行以来耐震構造で建てられるのが殆どですが、基準法を重視するのも良いけれど地震国日本で培われてきた伝統技術で残されてる古民家の免震構造の家の2つの考え方があっても良いのではないかと思うのは私だけでしょうか?

投稿者プロフィール

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井上 静夫
井上建築 代表
一般社団法人福岡県古民家再生協会 代表
資格: 二級建築士、危険度判定士、伝統資財施工士、古民家鑑定士1級
経歴: 小・中学校卒業後、大工修行に入り6年後独立する
座右の銘: 継続は力なり
尊敬する人: 宮大工の西岡常一棟梁
尊敬する理由: 大工としての心意気が好きだから
特技: 剣道
category:建築知識,暮らしの知恵,木材  |    |  2021.07.12

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